ハンガリーの物価一覧と物価情報
通貨および現在の為替状況
ハンガリーの通貨はハンガリー・フォリント(Ft/HUF)が使用されています。リアルタイムの為替相場は以下を御覧ください。
ハンガリーの物価について

ハンガリーはオーストリア、ルーマニア、セルビアなどに囲まれた位置にあるヨーロッパ中央部の共和制国家です。かつては東欧の一国としてソビエトの支配の下に社会主義政策が取られていましたが、現在は自由化され、共和制に移行しています。
ハンガリーの首都はブタペストで、最大の都市もブタペストです。EUには参加していますが、まだユーロの導入には至っておらず、現在の通貨はフォリントが使われています。
工業を中心として比較的安定した産業基盤を持っているものの、経済状態は良好とは言えず、ハンガリー政府も巨額の財政赤字を抱えたままで、ユーロ導入を目標としつつも達成する見込みは現在ありません。また、近年ではイギリスのEU離脱が決定したことから、EUの魅力が下がっているため、 ユーロ導入について以前より懐疑的な意見が出ているようです。
物価の安さが魅力のハンガリー
ハンガリーの物価は依然はかなり安く、旅行者天国とまで言われた時期がありました。特に日本など先進国との物価差が大きかったため、非常に多くのバックパッカーがハンガリーを訪れていたのです。
ただ現在では物価の上昇が続いており物価はフランスやドイツなど西欧諸国に近づきつつあります。ただ体感的には日本よりも2、3割物価が安い印象を受けました。
ハンガリーの通貨と両替

通貨はハンガリー・フォリント(Ft/HUF)が使われています。現地での一部の店舗ではユーロも使用できますが、レートが悪いイメージがありました。
日本では両替しづらいので、現地に着いてから空港やキャッシングで現金を入手するのが一般的な方法になります。
食費

ハンガリーはフォアグラの生産地としてよく知られており、その他にもパプリカを使った料理が有名です。
生鮮食料品の原材料費は安く、外食費が高いというヨーロッパに共通する傾向はハンガリーでも同じです。外食をする場合、ローカルの人が使う食堂なら1000フォリント程度、高級レストランなら10,000フォリント以上は必要です。
2019年にトリップアドバイザーで1位にランクインしたLaurel Budapest というレストランでは、 コース料理が27,000HUFとなっており、日本に比べると割安に高級料理が堪能できます。

上の写真は2019年8月のSPARというスーパーのオンラインショッピングの価格です。500mlのビールが250Ft前後で買えるので、とてもリーズナブルなことがわかるかと思います。

また、牛乳は1ℓで179Ftです。
交通

ブタペスト市内の移動には、地下鉄、路面電車、バスなどが利用できます。
地下鉄の初乗りが350フォリントなので、日本と同じかやや安い金額です。観光で訪れた場合は一日乗車券を購入するのがお得で便利です。24時間有効チケット1,650フォリントです。72時間有効チケットが4,150フォリントで発売されています。
その他

ハンガリー(特にブタペスト)はヨーロッパ有数の温泉地でもあります。温泉目的でヨーロッパ全域から多くの観光客が訪れます。
入浴料金は施設によって様々ですが、一般的な温泉で一回の入浴料金は1500~2000フォリントです。日本の銭湯と比較すると高いですが、スーパー銭湯のような温泉施設と比較するとほぼ同額と言えます。
ちなみに2時間以内に出た場合は料金の約半分が返金されるシステムの所が多いので、実際に必要な金額はもっと安いです。
各経済指標の推移
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